「魔力注入!」
俺の手から紫の光が輝く。その膨大な魔力の塊を、子牛の魔獣へと注入する。子牛の体が光に包まれ、見えなくなる。余程びっくりしたのか、光の中で暴れているのが分かる。しばらくすると、光の中から一人の女の子が現れた。
外見は十七歳程。ミディアムボブのオレンジ色の髪。明茶色の大きな瞳は垂れ目がちで、おっとりとした印象を与える。頭には牛の小さなツノと耳が付いた牛柄カチューシャ。
首には赤い首輪と金色の鈴。牛柄の小さめの紐ビキニ。紐パンティはローライズでかなり際どい。腕には肘までの牛柄のアームウォーマー、足は脛を覆う牛柄のレッグウォーマー。
人造精霊達同様、ピアスやネイルも綺麗に可愛く装飾が施されている。
そして。
余りにも、とてつもなく大きい乳。
片方がドッジボール位ある、圧倒的ボリューム。後で聞いたらサイズは110センチのJカップだそうだ。これだけ大きいのに全く垂れておらず、ツンと小生意気に先端は上を向いている。正に反重力だ。
「あっ…。」
垂れ目がちな大きな瞳が俺を捉える。
「ありがとうございます、ご主人さまっ!!」
Jカップが俺に抱きついてくる。
「食べられそうだった私を助けてくれて、しかもこんな魔力まで授けてくれて…ご主人さまは私の命の恩人、神様です!」
今まで感じた事のないボリューム感に包まれる。
子牛の魔獣に魔力を注いだら、乳牛獣人になってしまった。そして俺を命の恩人として崇めている。館の守護者にするには良い人材を確保出来たようだ。
「生き永らえて良かったな。早速だがお前に頼みがある。ええと…。」
「?」
この娘は人造精霊の様に自分で名乗ったりしてこない。
「お前、名前は?」
「ありません。私は産まれ落ちてからずっと独りだったんです…。」
「そうか…。なら…。」
少し考える。
「お前の名前は今日から甘音…アマネだ。いいな。」
乳牛獣人の顔がパッと明るくなる。
「はい!ありがとうございますっご主人さま!」
「俺の名前はカガミ・キョウヤだ。キョウヤでいい。」
「分かりましたキョウ様…んっ。」
あまねが乳を押し付けながら潤んだ瞳で接吻してくる。
「私の全てはキョウ様の為に捧げます。救ってもらったこの命、燃え尽きるまで従います。」
その場に土下座ポーズをとるアマネ。
「よろしくお願い致します、キョウ様。」
深々と頭を下げる。ローライズの牛柄紐パンティの後側は、尻の割れ目が半分程まで丸見えだった。
「うっうむ…。アマネ、お前にはこの館の守護を頼みたい。」
「畏まりました。」
そう返事し、両手を合わせ魔力を光らせる。
「絶対防御!!」
館の周りが強力な結界で包まれる。
「この結界はとても強力で破られる事はまずありません。何か特殊な方法で万一破られそうになった時は、リアルタイムで私がそれを察知する事が出来ます。」
「うむ素晴らしい。」
「ですので、私はキョウ様のお側にお仕えする事が出来ます。」
「えっ?」
「キョウ様に頂いた力を、キョウ様の一番近くでお役に立てたいと思うのですが…ダメでしょうか?」
超爆乳の垂れ目美少女が、牛柄ビキニを着て上目遣いで覗き込んでくる。反則的な可愛さとエロさだ。
暫し逡巡する。
「分かった。館には結界も張ったし問題は無いだろう。俺は今日は館の中を調べて明日にはこの国の情報収集に入る。それでいいなら付いて来い。」
「ぜひお供させて下さい、キョウ様っ!」
そう言ってアマネが腕に絡みついてくる。規格外の未知の領域、Jカップの乳が腕に沈んでいく感触に、鼓動が早まる。
さあアマネと共に館の中を調べよう。