030 4人目の従者 乳牛獣人(ホルスタウロス)の甘音(あまね)

魔力注入マナインジェクション!」

俺の手から紫の光が輝く。その膨大な魔力の塊を、子牛の魔獣へと注入する。子牛の体が光に包まれ、見えなくなる。余程びっくりしたのか、光の中で暴れているのが分かる。しばらくすると、光の中から一人の女の子が現れた。

外見は十七歳程。ミディアムボブのオレンジ色の髪。明茶色ライトブラウンの大きな瞳は垂れ目がちで、おっとりとした印象を与える。頭には牛の小さなツノと耳が付いた牛柄カチューシャ。

首には赤い首輪と金色のベル。牛柄の小さめの紐ビキニ。紐パンティはローライズでかなり際どい。腕には肘までの牛柄のアームウォーマー、足は脛を覆う牛柄のレッグウォーマー。

人造精霊ドール達同様、ピアスやネイルも綺麗に可愛く装飾が施されている。

そして。

余りにも、とてつもなく大きい乳。

片方がドッジボール位ある、圧倒的ボリューム。後で聞いたらサイズは110センチのJカップだそうだ。これだけ大きいのに全く垂れておらず、ツンと小生意気に先端は上を向いている。正に反重力だ。

「あっ…。」

垂れ目がちな大きな瞳が俺を捉える。

「ありがとうございます、ご主人さまっ!!」

Jカップが俺に抱きついてくる。

「食べられそうだった私を助けてくれて、しかもこんな魔力ちからまで授けてくれて…ご主人さまは私の命の恩人、神様です!」

今まで感じた事のないボリューム感に包まれる。

子牛の魔獣に魔力を注いだら、乳牛獣人ホルスタウロスになってしまった。そして俺を命の恩人として崇めている。館の守護者ガーディアンにするには良い人材を確保出来たようだ。

「生き永らえて良かったな。早速だがお前に頼みがある。ええと…。」

「?」

この娘は人造精霊ドールの様に自分で名乗ったりしてこない。

「お前、名前は?」

「ありません。私は産まれ落ちてからずっと独りだったんです…。」

「そうか…。なら…。」

少し考える。

「お前の名前は今日から甘音…アマネだ。いいな。」

乳牛獣人ホルスタウロスの顔がパッと明るくなる。

「はい!ありがとうございますっご主人さま!」

「俺の名前はカガミ・キョウヤだ。キョウヤでいい。」

「分かりましたキョウ様…んっ。」

あまねが乳を押し付けながら潤んだ瞳で接吻してくる。

「私の全てはキョウ様の為に捧げます。救ってもらったこの命、燃え尽きるまで従います。」

その場に土下座ポーズをとるアマネ。

「よろしくお願い致します、キョウ様。」

深々と頭を下げる。ローライズの牛柄紐パンティの後側は、尻の割れ目が半分程まで丸見えだった。

「うっうむ…。アマネ、お前にはこの館の守護を頼みたい。」

「畏まりました。」

そう返事し、両手を合わせ魔力を光らせる。

絶対防御アブソリュートガード!!」

館の周りが強力な結界で包まれる。

「この結界はとても強力で破られる事はまずありません。何か特殊な方法で万一破られそうになった時は、リアルタイムで私がそれを察知する事が出来ます。」

「うむ素晴らしい。」

「ですので、私はキョウ様のお側にお仕えする事が出来ます。」

「えっ?」

「キョウ様に頂いた力を、キョウ様の一番近くでお役に立てたいと思うのですが…ダメでしょうか?」

超爆乳の垂れ目美少女が、牛柄ビキニを着て上目遣いで覗き込んでくる。反則的な可愛さとエロさだ。

暫し逡巡しゅんじゅんする。

「分かった。館には結界も張ったし問題は無いだろう。俺は今日は館の中を調べて明日にはこの国の情報収集に入る。それでいいなら付いて来い。」

「ぜひお供させて下さい、キョウ様っ!」

そう言ってアマネが腕に絡みついてくる。規格外の未知の領域、Jカップの乳が腕に沈んでいく感触に、鼓動が早まる。

さあアマネと共に館の中を調べよう。

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