ついに俺の前に、三人の人造精霊が勢揃いした。皆それぞれタイプの違う絶世の美少女なので、一堂に会すると実に壮観だ。
全員見た目は十三才位。幼いが、少女から女への成長過渡期に入ったばかりの瑞々しさがあり、とても眩しい。
西洋人形のように整った顔立ち、神がかった美しさと幼女然とした可憐さを持つ金髪で髪型はラビットツインテのルナ。
服装は某格闘ゲームロリキャラが着ている物に酷似した、ピッタリとボディラインの分かる露出多めのアレンジされたフリル付きのスク水。
黒ギャルロリで銀髪のストレートロングのレイナ。
長い爪と派手な顔立ち、褐色の肌に白のマイクロミニのセーラー服がよく似合っている。
清純派ロリアイドル系で黒髪ツーサイドアップのまゆ。
ピンクの露出度の多いミニのメイド服を着て、いかにもぶりぶりのアイドルと言った感じだが、その可愛さは比類無きものだ。
三人共アニメ声をしており、ただ声を発するだけでもとても可愛く、耳に心地良い。特にレイナは黒ギャルなのにアニメ声でキャピキャピ喋るので、その魅力が際立っている。
ちなみに胸のサイズはルナが年相応のB、レイナが程よいD、まゆは超爆乳のIだ。全員身長は150に満たず、見た目は十三才なので、まゆの胸は圧倒的に目立っている。
三者三様の人造精霊達。
これから一緒に旅をするメンバーとして大満足だ。
さて、いよいよこの図書館から外に出よう。ルナ達を伴って異世界を周る、冒険の旅に出発だ。
魔神に会う以前は開ける事の出来なかった出口らしき扉も、今なら開ける事が出来るだろう。早速出口へと向かい、扉を開ける。
が、その扉の向こうは屋外ではなくだだ広い廊下だった。
「どういう事だ…?よし。」
俺は魔神の力で自分を中心に周囲数百メートルの環境を透写した。それで分かったのは、ここは超巨大な屋敷で、俺が転生した図書館はその屋敷の一角に過ぎなかったという事だ。そしてこの屋敷は寝室から風呂から一通り揃っていて、生活するに苦の無い施設だった。
これで自分の置かれた状況もおおよそ分かった。今日は一晩この屋敷で休む事にした。明日から出発する事を告げ、人造精霊達には各々好きな寝室で過ごすよう指示する。
俺は風呂に浸かり、ようやく一息吐く。そして、今日一日で起きた事を振り返る。
「ふぅー…。」
草臥れた声が漏れる。長く、濃い一日だった。異世界に転生し魔神の力を譲り受け、人造精霊を三人も精製した。俺は疲れた身体を湯で癒やしながらも、明日からの冒険が楽しみでならなかった。
ベッドに入り就寝しようとした矢先、自室のドアがノックされた。ドアを開けると人造精霊達三人が佇んでいた。
「こんばんはお父さま…。」
控え目にルナが挨拶する。声は控え目だが、服装は控え目ではなかった。三人はかなり際どいマイクロミニの紐ビキニ姿で現れた。
ルナは黒、レイナは白、まゆは水色の縞々のビキニを着ている。それぞれの肌の色を際立たせる素晴らしい色のチョイスだ。丸出しになった若い太ももが暗がりの中からでも分かる程眩しく映り、目のやり場に困る。
「お前達、どうしたんだ?」
彼女らは挑発的な服装とは逆に、物凄く恥ずかしそうにしている。一見活発に見え夜の行為にも奔放そうな印象の黒ギャルレイナでさえ、その表情は羞恥に満ち、頬を赤くしている。
「パ…パパとっ!…一緒に寝ようと思って…。ほ!…ほら!魔力の充填も夜の内にしておきたいし…。」
レイナが桃色の唇を開き、答える。
「そうなの。それでお父さんと朝まで一緒にいたくって…。」
まゆがレイナに続く。
そうだった。人造精霊の魔力充填の方法は創造主たる俺とのスキンシップ及び体液を注ぐ事だ。補足として、体液の交換や互いの体液を混濁した物を体内に入れる事でより多く充填が出来る。
これからは割愛するが、魔神の全知全能の力を使えば魔力の充填方法も何とでもなるが、余りに不便でなければおおよその事はこちらの法則に従ってやっていこうと思う。
何はともあれ、これから極小水着の絶世の美幼女三人と一緒に寝る事になった。幸いベッドは大人数人が寝ても余る程大きな物だ。
「「「失礼します…。」」」
頬を朱に染め、若干緊張した面持ちでベッドの上に乗ってくる美少女達。とりあえずベッドのヘッド部分に背を預け、大きめのクッションにもなる枕に腰を沈め座る。俺の両横にはルナとレイナがしなだれかかり、股の間にはまゆが入り、腰の上に密着する。
ちなみに俺も下着だけになった。肌の触れ合いが魔力の充填には必要なので、これが今後夜の正装となりそうだ。
「お父さま…キス、して下さい。」
ルナが更に寄り添ってきて唇を差し出す。俺は彼女の顎を軽く持ち、唇を重ねた。主従契約の時とは違い、大人のキスをした。
「んっ!?」
ルナの深海色とも翡翠色とも見れる瞳が見開く。口内に侵入してきた舌に驚きの色を隠せない。
ただ、至近距離で見つめ合いながら舌を絡めていく内にルナの瞳はとろんと溶けたように潤み、自らも舌を絡め積極的に唾液を混交させた。
クチュクチュという音が寝室に響く。